一貫対応・一貫保証による試作部品製作のサンプル
こちらでご覧頂く製品は、吉川製作所がかつて手がけた「
開発試作品
」の、ほんの一部です。
「
開発試作品
」という性質上、近年・現在取り組んでいる最先端の案件は、お見せすることができません。
鋳造をはじめ各種粗形材製作による一貫製作、総切削ほかラピッドプロトタイピング、各種加工・処理、サブアセンブリまで、蓄積された「
試作技術
」の一端を、ご紹介します。
鋳造か? 総切削か?
同一の製品であっても、案件の状況(台数・納期・コスト)によって、最適な手法は千差万別です。吉川製作所では、案件に最適な試作手法のプランニングからお手伝いいたします。
鋳造による対応事例
砂型鋳造→精密加工→リークチェックまですべて対応
横型MCにて深さ300mmのボーリング加工、および
ローラーバニッシュ加工が必要です。
総切削による対応事例
本来であれば鋳造を適用すべき製品ですが、
台数1台のみの案件で、ブロック材から総切削により製作。
多面加工が必要な鋳造品・・・
鋳造品の加工は、吉川製作所がもっとも得意とする分野です。
5軸マシニングセンター・複合加工機などを最大限使用し、ワンチャックでの精度向上・効率改善を図ります。
一貫対応品の事例
砂型鋳造→精密加工→リークチェックまで対応
5軸加工機による多面加工がもっとも適している形状です。
一貫対応品の事例
砂型鋳造→精密加工まで対応。各加工面・孔の位置関係が
シビアであり、ワンチャックでの加工が必要です。
複雑な工程・精密な治具が必要・・・
案件によっては、工程を細かく分け、汎用工程も取り入れて設定することが、効率改善に繋がるものもあります。
そのためには、工程間の精度への影響を考慮に入れ、非常に精度の高い治具が必要になります。
多岐にわたる工程設定・治具設計すべてにおいて、蓄積されたノウハウが駆使されています。
砂型鋳造品の加工事例
工程数 10 (汎用工程含む)
加工箇所すべてにミクロン台の公差を要する加工です。
砂型鋳造品の加工事例
工程数 13 (汎用工程含む)
φ10長さ200mmのバニシングリーマを要する加工です。
特殊な加工対応が必要・・・
単品加工後サブアセンブリを施しての共加工。
加工形状だけでなく、容積管理も求められる製品。
吉川製作所の対応保証は、単なる製品・加工保証にとどまらず、様々なオプションを提供できます。
サブアセンブリ・共加工の事例
高精度の単品加工後、組み付けを行った状態で、共加工。
φ20~36mmのバニシングリーマを使用しています。
容積管理が必要な事例
砂型鋳造からの一貫対応品ですが、3D形状のヘッド部分は
容積の管理をしながら加工を進め、容積値も保証します。
総切削は、もちろん
各種アルミニウム合金のほか、マグネシウム・ステンレス・鉄・真鍮・銅などの金属素材、ナイロン・ポリアセタール・ABSといった樹脂材から、チタン等難削材に至るまで、総切削対応いたします。
また、
ADC12等のアルミダイカスト材、またHT-1、DMSといった高熱伝導ダイカスト材を鋳造にてブロック材に成型し、これを総切削対応
することも一貫対応可能です。
総切削対応の事例
ダイカスト材を使用した総切削対応も可能です。
総切削対応の事例
短納期・少ロットの試作品製作には最適です。
鋳造でなければできないものも・・・
砂型鋳造、石膏鋳造、それぞれの製法でなければできない案件があります。
吉川製作所は、それぞれの持ち味を生かした製品を、一貫対応・一貫保証にてご提供いたします。
砂型鋳造特有の事例
中子が砂であるがゆえ、製作可能な形状があります。
金型ではできない形状も、砂型であれば可能になります。
石膏鋳造特有の事例
石膏鋳造は、薄肉形状(ヒートシンクなど)に最適です。
肉厚0.8mmまで、鋳造で
製作することができます。
小物の試作も、様々な手法で・・・
小物であっても必ずしも総切削ということではなく、案件にあった手法を活用いたします。
また、放電、ワイヤーカット、研磨、熱処理、表面処理も含め、
インテグレーターとして
一貫対応が可能です。
小物の鋳造対応事例
製品形状や台数によって、試作手法はさまざまです。
最適な手法を、選択・提供いたします。
放電・研磨を活用した事例
複数の協力メーカーを行き来する案件は、
納期・品質・製法の管理が煩雑です。
吉川製作所がインテグレーターとして機能します。